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ねずみの尻尾盗難事件二

          ねずみの尻尾盗難事件二

  九月一日は新学期の始まる日だった。この日、私は朝六時に起きて、紙でしっかり包んだ二本の鼠の尻尾をリュックサックの中に入れて、学校に行った。学校に到着した時はまだ7時なので、私はリュックサックを教室の引き出しの中に入れて、校庭に遊びに行った。7時30分にラジオ体操があるので、そのまま遊びながら待っていた。ラジオ体操が終わってから、7時45分頃に教室に戻った。8時が授業開始の時間であり、授業の始まる前に、教頭先生が鼠の尻尾を回収するために教室に来る予定だ。そのとき、皆は鼠の尻尾を出して机の上に置かなければならない。私はリュックサックの中から鼠の尻尾を取ろうとしたところが、なんとあの大切な鼠の尻尾はなくなった。

 「しまった。どこかに落としたかな」

 私はリュックサックの中から、教科書や文房具などを全部取り出して、さらに、引き出しや机の下、教室の入り口、一つ一つ丁寧にチェックしたが、やはりどこにも鼠の尻尾がなかった。ちゃんとリュックサックの中に入れたのに、通学路の途中にも開けてない、どこかに落としたとはどうしても考えにくい。まさか誰かに盗まれた?そのように考えている間に、教頭先生は教室に入ってきた。

 「皆さん、鼠の尻尾を用意しましたか?」と先生は子供達に聞いた

 「はい。ちゃんと準備しました」クラスのほぼ全員の小学生は、大声を出して返事していた。

 そして、教頭先生は左の一番前の席から、一人一人が用意した鼠の尻尾を受け取った。尻尾一本を用意した小学生が一番多く、さらに二本、三本、複数の鼠の尻尾を用意した子供もいた。だんだん先生は私の席の所に近づいた。

 「君の鼠の尻尾は?用意してないのか」

 先生は私の机の上に、何も置いてなかった事を気がついて、私に質問した。

 「いいえ、いいえ….」私の顔はその瞬間に、真っ青になって、何にも考えずに嘘をついた。「用意したが、朝は忙しくて、家の中に忘れてしまった。」
 「わかった、そうしたら、明日必ず持ってきてね。8時前に、直接職員室に来て私に渡して下さい。」
 「はい、わかった」私はそのように答えたものの、心の緊張と不安はいっぱいだった。

 あした、あしたはどうするか。そのとき、私は嘘をついたことを凄く後悔していた。しかし何にも言えなかった。その後の一日は、私にとってとても長い一日だった。そのせいで授業の内容にまったく集中できず、一日中、鼠の尻尾のことばかり考えていた。ようやく下校の時間になって、すぐ学校から帰った。帰る途中に私は一人で道路の近くの水道、草むらの中に、真剣に鼠を探したが、何の発現もなかった。たった一日のうちに、また母に頼んで鼠を捕まえることは不可能であり、そのときの私は悔しさでいっぱいだった。

「悪い泥棒、一本の尻尾だけでも残したら良いのに」私は、あの大切な尻尾を取った犯人をどうしても許せない気持ちになった。

 家に帰ってからその日の夜、日中の出来事を両親に一言も言えなかった。無言のまま寝てしまった。そして次の日に、私は勇気を持って、職員室に行った。すべての事を教頭先生に一々話しをした。先生は今回のことを許してくれたものの、鼠の尻尾を盗まれた私の主張に対して、終始信じられないような表情を示した。

 それから一週間が過ぎて、私は段々その不愉快な事件から立ち直った。第二週の日、教頭先生は突然、私達の教室の前に姿を現し、担任の先生と何か話をしていた。私はちょうどその時、彼らの対話の一言が耳に入った。なんと「鼠の尻尾」だった。

 「まさか犯人を捕まえた?」私はそのように思って、ほっとした。

  授業を始める前に、担任の先生は、私達を驚かせるニュースを伝えた。なんと今年は、「愛委会」が平年より沢山の鼠の尻尾を取ったため、保管の場所が取れなくて、我が校やほかの一部の学校から回収した鼠の尻尾を返却する事に決めた。返却された鼠の尻尾は同日の午後、休憩の時間に子供達の元に戻った。まさか私の予想外の展開となった。

 「ああ、尻尾を盗まれて意外によかった」このような状況になったので、私は鼠の尻尾を処分せずに済んで喜んでいた。

 そして、その日の授業が終わった。下校の前に、私はいつも同じように教科書と文房具をリュックサックに入れようとしたところ、なんと一週間前に盗まれた、あの二本の鼠の尻尾が元の場所に戻っていた。


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中国の先生はステキな教育者なのね。生徒に出来もしない宿題を強制するなんて…

そうやって、中国共産党への絶対服従を、知らないうちに躾られちゃう訳ですね。う~む

No title

最後のオチでワロタw
プロフィール

支那豚の楽園

Author:支那豚の楽園
洗脳されてなかった一匹の支那豚、かつて支那共産主義青年団に加入した経歴があるけれど、今は立派な反共戦士。私の主張は支那人およびアジア人は日本人から頂いた様々な恩恵に感謝しなければならない。
真実はここへ

当ブログは、世界中の政党、政治団体、宗教団体、国家機関等とはまったく関係がない、ご了承ください

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